アフターコロナを考える
ワクチン接種もずいぶん進んでいる感じがありますね。少なくとも1回目以上打っている人が2000万人を超えて来ましたので20%程度の方に普及している計算になるのですかね。ニュースでは1日100万人なんて話もありますので、1か月20営業日として2000万人/月程度で進んでいくと、5か月後に1億2000万人になりますかね。2回目が必要な人を考慮すると、まだ1年はワクチン完了まで掛かるという事ですね。あんまり早くはなさそうですね。
最近はコロナ後の日常についてニュースが増えているような感じがします。このままリモートワークが継続するのか、はたまた元に戻って仕事は会社内で行うのか、会社さんによって考え方は様々だと思いますが、こういった議論が増えるという事は、コロナウィルスから出口が見えてきた、実感が出てきたという事で良いことではありますよね。
2020年2月からですので、そろそろ1年4か月程になりますがリモートワーク主体の会社さんも随分と増えた感じもありますし、絶対にリモートにせずフル出社という会社さんも2分化している感じはしますね。会社からすると究極は利益が出るか出ないかが問題で、利益が出るならば何をしてもらっても構わないという答えになるんだと思いますが、瞬間的に利益が出るからフルリモートで良いかというと、そうでもないところもありますよね。
長く会社を永続していこうと思うと、将来の利益も見込める体制を維持しておく必要はありますので、今回は緊急対応でのリモート、在宅勤務だったものが、コロナ前に戻っていく会社さんも相応に出てくるだろうなと思います。割と情報漏洩がとか、顧客情報がとか流出なんてニュースも増えておりますので、在宅でのVPN設置やら回線速度などインフラ投資と漏洩リスクを考えるとIT業界も在宅がベストかというと、そうでもないなと思うところもありますね。そもそも在宅用にPC持って帰るのもハードスペックやら専用ソフトのアカウントやらと管理しなければならない物もだいぶ増えますしね。
IT業界に限った事ではないですが、顧客側のチームにヘルプ対応で参画する仕事というのも沢山あると思います。例えば、大工さんはマンション建てるのに、いろんな会社さんが現地に集まって集団作業する事がほとんどだと思いますが、ITでも似たような形の仕事が多いです。よく言われるのが、他社内に机を置いて仕事をすると自社への帰属意識が薄れるというのですが、在宅で一人で仕事をするとどうなんでしょう?帰属意識って育つんでしょうか。
他社内で仕事をせざるを得ないのであれば、チームリーダーを配置して数名チームで対応する事で、チームへの帰属意識というのは醸造しやすいですが、永久に一人で在宅ワークとなるといくらWebで繋がっても帰属意識って結局育たないのかなと思います。ここ1年2年の新入社員さんは未だに会社に出社した事が無いという人もいるようですが、その人たちが5年後、10年後に会社にとってどういったポジションになってもらうか、もらいたいか。というビジョンがコロナ後の仕事の仕方も変わっていきそうですね。